大マチと折り機
ランドセルの大まかな箱の形になる大マチは、『折る』という単純な作業でさえ職人の技量が問われる大事な部分です。
『折る』作業には、この折り機が必要になります。
これで『がしゃん』と折り込むのですが、
実は、1mm以内のズレでもそれ以降の作業の質や、サイズ、見た目にも影響してきてしまうのです!
力加減や手の抑え具合でmm単位のズレが生じてしまうところを、
ベテラン職人が正確にてきぱきとこなしていくのは、さすがの一言。
次の工程の前に角部分、フチはしっかりと折り目をつけていきます。
ランドセル作りには職人たちの多くの工夫と努力があり、日々繊細な変化があります。
最高のランドセルを作り上げる為に、職人たちは日々考えています。
新しい発見と改善を見つけながら、ものづくりと向き合う。
それは、職人としてこだわり続ける理由でもあります。